一般歯科は、むし歯の治療をはじめ、歯周病の予防や歯槽膿漏の治療、歯の欠損部を補う治療などを行います。当院では患者さまの歯の健康状態や治療方針を、患者さまに丁寧にカウンセリングし、十分理解していただいた上で治療する事を心がけています。外科用の器具(電動麻酔器など)も当院が最良と考えるものを用意して、痛みの少ない、間違いのない治療を徹底しています。
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- むし歯のメカニズム ①
ミュータンス菌が活動を開始!
口腔内にはミュータンス菌が住んでいます。
食事をして歯に残った糖をエサにして、菌は活動をはじめます。
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- むし歯のメカニズム ②
食べた糖を分解してプラークを作る
ミュータンス菌は、食べた糖を分解してプラークを作ります。
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- むし歯のメカニズム ③
ミュータンス菌が増殖
プラークからミュータンス菌が増殖します。
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- むし歯のメカニズム ④
ミュータンス菌が糖を発酵させて酸を生成
増えたミュータンス菌は、
糖を発酵させて乳酸なとの酸を生成します。
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- むし歯のメカニズム ⑤
酸が歯を溶かしてむし歯になる
高濃度の酸で歯を溶かして、むし歯になってしまいます。
日本人の80%が患ったことのある病気で、風邪のように自然完治は決してありません。初期症状はほとんど無く中等度以上に病状が進むと歯肉からの出血や口臭などが気になり、さらに進むと歯の動揺をきたし、咬むと痛みが出て最後には抜けてしまいます。最近では、歯周病は心臓病、肺炎、低体重児出産などの全身の病気にも影響するといわれています。
歯周病の進行は非常に遅いため、普段の口腔内の変化にはなかなか気がつきません。気づかないうちに、歯周病は進行し、多くの人が、歯槽骨が吸収して歯が動くのを感じてから初めて症状を自覚します。さらに歯周病は口腔内だけではなく、全身にも影響を及ぼすことが最近分かってきました。歯周病菌そのものは強い病原性を持っているわけではありませんが、菌が歯周炎を起こした歯肉から血液に入りやすい状態になり、全身疾患の原因にもなりえます。
- 進行度1歯ぐきがはれ、出血する
- 歯肉が炎症を起こすと赤く腫れ上がり、歯を磨いたりリンゴなどをかじったりすると出血します。
- 進行度2口臭を感じるようになる
- 歯肉と歯の間のすき間が広くなり、そこから出血したり膿が出たりして口臭を感じる場合があります。
- 進行度3歯がぐらついてくる
- 炎症が慢性化し、歯根膜、歯槽骨が先端部より溶けてきます。口臭もあり歯が浮いた感じがします。
- 進行度4硬いものが食べられなくなる
- 歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまいます。歯根が露出し、歯のぐらつきがひどくなります。
- プラークコントロール
- 歯周病予防、治療共に基本となるのがプラークコントロールです。プラークコントロールとは歯周病の原因である歯垢(プラーク)の増殖を抑えることに重点を 置いた予防、治療法で、正しい歯磨きの仕方や歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用してプラークコントロールをする事が歯周病予防、治療の基本です。
- スケーリング & ルートプレーニング
- 歯垢(プラーク)は時間が経てば歯磨きでは取り除くことができない歯石になり、歯石は歯周病菌の格好の棲家となるため、早めに取り除くことが大切です。歯 石・歯垢(プラーク)を除去し、再び付着しづらくする治療法がスケーリング&ルートプレーニングで、歯磨きでは取り除けない歯石はもちろん、取り除けてい ない歯垢(プラーク)を歯医者で除去することによって炎症が収まっていき、歯周ポケットの深さも浅くなりますので、歯周病の進行を抑え、症状の改善が期待 できます。
- 詰め物や被せ物の修正治療
- 詰め物や被せ物の不適合があると、歯垢(プラーク)が付着しやすく、歯磨きで除去する事が難しくなるため、詰め物や被せ物が合っているかを確認し、合っていなければ修正する治療が行われます。詰め物や被せ物が適合するようになるだけで、歯垢(プラーク)が付着しづらくなり、また付着した歯垢(プラーク)を取り除きやすくなるため、歯周病の進行を抑え、症状の改善が期待できます。
- 生活習慣の改善
- 病気、睡眠不足、ストレスを感じているときなど抵抗力が落ちているときは歯周病菌に感染しやすくなります。十分な睡眠、適度な運動、ストレス解消は歯周病を治療していくうえでも欠かせません。また、歯周病と関係の深い糖尿病にならないような食事、よく噛んで食べるなど食生活を見直す事も必要です。